タイトルをクリックすると個別の記事のみご覧いただけます。
こんにちは。地域づくり支援専門員の引地です。
間もなく梅雨の時季を経て、暑い夏がやってきます。
夏の祭りといえば、国指定重要無形民俗文化財の相馬野馬追ですね。
毎年7月最終土日月に開催、今年は7/23(土)~7/25(月)に執り行われます。
コロナの影響で、昨年と一昨年は大幅に縮小しての開催でしたが、今年は3年振りに通常開催を予定しています。
※今後の感染拡大の状況次第では変更の可能性もあります、ご注意下さい。
3日間の相馬野馬追の中で、お行列の他に神旗争奪戦や軍者会など、様々な見どころがあります。
その中のひとつ、相馬流れ山踊り。祭りの2日目に雲雀ヶ原祭場地にて、旧相馬藩の6地域が持ち回りで踊ります。
実は昨年、浪江町相馬流れ山踊り保存会の踊りが披露されるはずでしたが、日程直前にコロナの影響で中止となり、今年に持ち越されたのです。
5/22(日)浪江町相馬流れ山踊り保存会の練習にお邪魔しました。
初参加の方も数名いらっしゃって、代表の方から紹介があり「楽しくやっていきましょう」との声かけのもと練習がスタートしました。
ビギナーの皆さんは廊下に集合。先生から特別レッスンです。
初参加の方に感想を聞きました。
「久しぶりに集中して、あっという間!」「よさこいをやっているけど、また違うジャンルで新鮮でした」
休憩中も細かい動きの確認です。
「扇子は、常に金色がお客様側ね。練習の時に裏表を気にしながらやるといいのよ。」
20年以上踊っている大ベテランの方も、「昨年雲雀ヶ原でできなかったので、今年は楽しみ」と仰っていました。
浪江町相馬流れ山踊り保存会代表の髙木さんにお話をお聞きしました。
浪江町内以外の場所でも練習が続いているそうで、現在約60名の方々がメンバーとなっています。80名まで何とか募集したいとのことです。
「今年はやっと雲雀ヶ原で踊れます、皆さんのパワーで盛り上げていきましょう!」と笑顔でお話されていました。
今年こそ、雲雀ヶ原祭場地で心ひとつに踊る浪江町の皆さんの流れ山、楽しみにしています!
【お知らせ】
一緒に踊りましょう!!
雲雀ヶ原祭場地にて一緒に踊りを披露する踊り手を募集しています。
初心者の方は、先生が楽しく丁寧に指導してくださいます。
◎練習:原則 第2、第4日曜日 13時30分~15時 浪江町地域スポーツセンター
※6月は第1週の6/5(日)と第4週の6/26(日)です。
◎問合せ:浪江町相馬流れ山踊り保存会代表 髙木さん 090-5593-5427
だんだん暑さが増す頃となりました。皆さん、お元気でお過ごしでしょうか。
地域づくり支援専門員の東です。
5月18日、樋渡・牛渡の田植踊の練習会にお邪魔してきました。
今年度に入り、この日は練習初日。新たなメンバーも加わり、初顔合わせとなりました。
新たに加わったのは、昨年11月に樋渡・牛渡行政区に移住されたご夫婦。
お二人は、事前に田植踊の動画を拝見されてきたようで、やる気をとても感じました。
奥様は早乙女(女役)、旦那様は才蔵(男役)に割り当てられると、熱心に練習に取り組まれていました。
パート練習では、動きやタイミングなどについて一つ一つ丁寧に指導を受け、動きを習得していきます。
全体での合わせ練習も難なくこなされておりました。
保存会の皆さんから「覚え上手だわ~」などの声が上がると、「型は難しいけど楽しいですね!」「家でも練習します」と、お二人は笑顔で答えていました。
元々の住民の皆さんの中に移住されたお二人が溶け込み、新たな地域づくりの姿が垣間見れたように感じました。
保存会の皆さんの中には、「震災前は協力できなかったから、2年前から参加しているんです」とおっしゃる70代の方や、震災前は小学生で田植踊に参加し、今もなお踊り手として続けている20代の方もいらっしゃいます。
地域の伝統をつないでいこうとする想いが、少しずつ広がればと願っています。
八坂神社の例大祭は、7月23日(土)に行われます。祭典後に神楽と田植踊が奉納され、また当日は櫓を建てて盆踊りも行われる予定と伺いました。
八坂神社に、夏の情景が戻ってくることを楽しみにしています。
こんにちは、地域づくり支援専門員の吉田です。
前回に引き続き、浪江町内の田植えの様子をお届けします。
まずはじめに、苅宿行政区の農家の皆さん「苅宿ふれあいファーム」です。
今年で再開から4年目となり、苗作りからおこなっています。
予定よりも苗が早く成長して田植え始めになったこの日、取材をさせて頂きました。
町内外から集まって農業を続ける中、去年より5町歩増やし、今年の作付面積は20町歩。
苅宿のお米を町内の人にも食べてもらいたいと、昨年は苅宿のブランド米として道の駅にも出荷をしていました。
続いては、西台行政区の田植えについてです。
「西台生産組合」の4人の方達は、今年で田植えを再開して3年目で、予定の作付面積は水稲で10町歩。
品種は主に「天のつぶ」と「コシヒカリ」を少量をつくるとのこと。
田植え前に雑草の駆除をされていたので、理由をお伺いしました。
「葦(よし)の根っこはすごいんだ。これを除けておかないと米が育たなくなってしまうんだ。」と、教えて下さりました。
「イノシシも、畦道にいるミミズを食べに来て、足跡があるんだ。百姓っていうのは、こんな大変な仕事がいっぱいあって、だからおいしいお米ができる。そういうのを知ってもらえたら、米ひとつぶも大事に食べれるんじゃないか。」
浪江町では、全町避難に伴い農地も荒れてしまっていたので、営農再開は簡単ではないことも教えて頂きました。
西台では、苗作りから時期をずらして育てていて、田植えは6月上旬まで。
また、稲作の他にも、小麦作りもされるとのことでした。
大変な作業を見せて頂いて、食事の有り難さに改めて気づくことができました。
お忙しい中、取材のご協力ありがとうございました。
苅野地区でも町内の他の地区でも、田植えをしている姿を多く見かける季節となりました。
また町内で農業を取り組まれている様子を、ブログでもお伝えできればと思います。
こんにちは、地域づくり支援専門員の吉田です。
藤やツツジが綺麗に咲くGW前後から、浪江町内でも次々と田植えが始まりました。
今回は藤橋の農業組合法人「藤橋ファーマーズ」の皆さんを取材しました。
5/7(土)・5/8(日)に2日行われ、今回は、 5/7(土) の様子をお伝えします。
避難指示解除後、5年目となる今年の作付け面積は6町歩。主な品種は「天のつぶ」で、「こしひかり」は少し植えるそうです。
前日の内から準備が進み、この日も朝早くから20人近くの方(町外からが7割)が集まっていました。
「家族だけで田植えをしていた時は、3人で大変だったけど、みんなで植えるととても捗る」とのお話を伺いました。
遠方から田植えに合わせて来られた方もいて、休憩ではそれぞれが近況を報告し合って話に花が咲いていました。
今年は新たにとても嬉しい情景がありました。
若いお父さんと中学生兄弟が、親子で参加していたのでお話を伺いました。
お父さん「自分の祖父の住んでいた地域で、昨年祖父は亡くなってしまったが継いで農業に関われているのは、とても幸せです。自分の子ども達も大きくなって、今日は一緒に参加できて本当に良かった。」
中学生のTくん、Yくん「サッカーも好きだけど、農業も好きなので、今日は田植えに参加できて楽しかった。」
安全確認を十分に取った上で、一緒に田植え機に同乗体験したりする姿は、とても幸せそうでした。
▲親子で田植えの様子▼
▲婦人部の方が準備してくださったお昼で休憩です。▼
▲休憩の合間に藤橋で綺麗に咲くお花も見せて頂きました。▼
この日も順調に作業が進み、翌日で田植えは終わる予定とのこと。成長が楽しみですね。
「藤橋ファーマーズ」 の皆さんは、稲作の他にも玉ねぎなどの栽培も取り組まれていて、田植えの次は、玉ねぎの収穫でまた皆さんが集まるとのことでした。
藤橋の皆さん、この日も取材のご協力ありがとうございました。
浪江町内でも、営農再開が次々広がっている様子を、また皆さんにお届けできればと思います。
こんにちは、地域づくり支援専門員の吉田です。
今回は、「幾世橋防災コミュニティセンター」についてお伝えします。
4/16(土)、4/17(日)に、防災コミュニティセンター3ヶ所で一般の方向けの内覧会が行われました。
お伺いすると、幾世橋地区の区長さん、近隣住民の方が見学に来られていました。
区長の皆さんは、防災安全係の職員の方にいろいろ施設について聞きながら、
「さっそく役員会で利用する予定なんだ」など、お話をされていました。
この場所は、幾世橋小学校跡地になるため、建物は変わってしまいましたが、思い出の目印を見つけながら「桜の木はなくなってしまった」など、母校を懐かしむ話も聞こえました。
また近隣にお住まいの町民の方は「災害があった時に、近くに避難所があると、みんなと居るだけで安心する。」 コミュニティの場として「女子会や趣味でみんなと会える。内覧会が終わったら、さっそく使おうと話している。」など、完成を心待ちにしていたことや、施設内の縁側や緑樹など良いところを見つけて、いろいろ話してくださりました。
災害時は避難場所として、普段は集会の場として利用できますので、みなさんも是非ご利用になってみてください。
↓申込み方法
防災コミュニティーセンターの使用方法 | 浪江町ホームページ (town.namie.fukushima.jp)
苅野の防災コミュニティセンターについても、引き続きブログで取り上げていきたいと思います。