タイトルをクリックすると個別の記事のみご覧いただけます。
こんにちは、地域づくり支援専門員の引地です。
立冬も過ぎ、テレビではクリスマスの話題も多くなってきました。
そして、12月が近づくと「そろそろやらなきゃ・・」と気になりだす、大掃除。
幾世橋住宅団地のらいふく自治会では、ひと足早く役員班長の皆さんで、集会所の大掃除を行いました。
以前から、役員会で「集会所まわりがけっこう汚れてきましたね」という声もあり、「大掃除しましょうね」と計画がありました。この集会所、大掃除をするのは実は初めてのことです。
風もなく、絶好の掃除日和。
屋外作業も気持ちよくはかどります。
室内では床やトイレはもちろん、サッシの溝も念入りに拭きます。
皆さんで手を動かし一緒に作業する時間は、会話もすすむようです。
終了後はお茶を飲みながら座談会。
いつもより活発に意見が飛び交い、「集会所をもっと住民に利用してほしいな」「子どもも楽しめるイベント、なにかやりたいなー」と会長が声をだすと、「クリスマス?今からだと新春のイベントかなー」「来年度には集会所開放できるように考えますか」など、次の交流の話題も広がりました。
9月には“防災の集い”を実施した自治会。少しづつ集まる機会も増える傾向です。
次はイベントの企画のため、さっそく12月に臨時役員会を開くようです。
このように、一緒に作業をしながら会話をする時間や、アイディアを形にしていく過程の中に、自治機能が強まるポイントがあるなと感じた大掃除のひとコマでした。
こんにちは、地域づくり支援専門員 今野です。
西台行政区では11月に恒例となった、地域のごみ拾い活動『クリーン作戦』を今年も5日に実施しました。
恒例とは言ったものの、震災後の2019年から始まった活動です。今年で4回目となりました。
当事業が始まった年(2018年)の秋に、顔合わせや交流などコミュニティ再生の一歩となるよう町内の数カ所でクリーン作戦を試みました。
西台行政区の大倉満区長と話した時に、こうした取り組みを紹介したところ「西台でもやってみるか」となりました。それ以来続いています。
浪江町内はどの地域もまだまだ帰還者が多いとは言えず、何か活動するにも震災前の規模で考えるのは難しい状況ですが、西台では震災前と同様の美化作業の形式を取り、5つのグループに分かれてそれぞれのルートでごみ拾いをするやり方で進めてきました。
地域を手分けして歩くのはごみを拾うだけではなく、危険な箇所がないかなど広範囲の見回りや確認の効果も含めたもので、住民による自治機能回復の一歩となる活動と言えます。
また、参加者の中には現在暮らしている避難先から足を運んでいる方もいらっしゃって、ちょっとした会話なども含め貴重な交流の場・地域の情報共有の機会にもなっていると思います。
2~4人に分かれ雑談しながらごみを拾っていく姿が印象的です。
終了後は、せっかく集まる機会だし、ということでごみ拾い以外の時間も設けました。
今年は浪江消防署の方による応急手当講習会ということで、心肺蘇生法を学んだりAEDの使い方に関しての講習を受けました。
実際に体験しながら「心臓マッサージはこんなに力を入れて押すんだ?」など、具体的な質問が飛んでいました。
4回目ともなると、ごみ拾いも分別も、講習後の片付けなども手際よく進み、私は今回は写真を撮ってまわる程度の参加となりました。
人手はなかなか増えませんが、行政区活動は工夫して円滑に進められているなと感じます。
毎年「ごみそんなに落ちてねえべえ?」と言って歩き出すのですが、終わって戻ってくる頃には袋いっぱいのごみを抱えてくる人がほとんどでした。
マナーを守らない人にはこうした地域の地道な取り組みを知っていただき、ポイ捨てなどしないように心がけてほしいものです。
こんにちは、地域づくり支援専門員の引地です。
秋も少しづつ深まってきました。○○の秋、皆さんはどのような秋を楽しんでいますか。
今回は『実りの秋』の様子をお伝えします。
こちらは、まちづくりなみえで2年半前からお借りしている北幾世橋の畑です。
この2年間で唐辛子を中心に、ズッキーニ、キュウリ、トマト、かぼちゃ・・など様々な野菜を育ててきました。
そして今年は、秋に多くの方々と交流をしながら収穫できることを楽しみに、サツマイモを植えていました。
植えてはみたものの、土の中で本当にちゃんと育っているのか心配すること数ヶ月。
11/1、いよいよ収穫の日を迎えました。
ぜひ町民の皆さんも一緒に収穫しましょうと告知をし、8名の方々が集まってくれました。
また、児童たちも一緒にと声をかけていただき、なみえ創成小学校の放課後子どもクラブから
児童の皆さんも畑に集合しました。
伸び放題だった草やツルを大人が手際よく刈り、掘りやすく整えた後に、芋堀りスタートです。
根がしっかりはっているようです。大人はスコップ、子どもは全力で引っ張ります。
「とれたー!みてみて!」という声と、「ギャー!カエル!!」「虫、とって下さいー」と叫ぶ声も聞こえてきました。
1時間もしないうちに、たくさんのサツマイモが収穫できました。
どのくらい実がなっているか、掘り起こすまで分からないサツマイモ。想像以上の収穫量にホッとひと安心です。
最後はお決まりの「とったどー!」のかけ声で集合写真。
サツマイモを植えて食べるだけではなく、みんなで交流し収穫を楽しめる時間を持てたことが、大きな実りだなと感じた秋の一日でした。
こんにちは、地域づくり支援専門員 今野です。
浪江町内でもお米の収穫の時期が終わり、稲が刈り取られた田んぼの景色となりました。
今年は大きな台風などもなく、無事にこの時期を迎えたという農家の方も多かったのではないでしょうか。
苅宿行政区でも避難指示解除後の平成30年に設立した任意団体『苅宿ふれあいファーム』が、4回目(※平成31年からなので)のコメづくりを終えました。
会員数は15名と決して多くはない中、今年は20町歩まで作付面積を拡大してきました。
苅宿ふれあいファームの松本伸一代表からは以前より「活動に余裕が出てきたら、収穫祭をやりたい」とうかがっていましたが、新型コロナウイルスの影響があり、この2年は計画が止まっていました。
コロナの状況や対応もだんだんと変化してきたこともあり「規模を縮小してこじんまりと、10月末に実施する」と開催が決まり、今回初めての収穫祭となりました。
本来は避難中の方も含めた行政区全員に声をかけ、行政区と連携した催しとして開きたかったということでしたが、今回は会員の方と普及所など農業関係の機関の方々を来賓に招いて開催しました。
行政区長あいさつで佐藤孝男区長は「行政区の総会もコロナで3年間開くことができずにいる。規模を縮小した収穫祭となったが、やって良かったと思う」と心境を述べました。
会食では地域で採れた食材をふんだんに使ったメニューが並びました。コシヒカリを使用した塩むすびや、会員の方がつくった里芋が入った豚汁、地域ブランドの玉ねぎ『浜の輝』が入ったカレーライスなど、出来立ての料理を各テーブルで参加された皆さんが舌鼓を打ちながら召し上がっていました。
「新米はやっぱり美味いね」などの声があちこちで聞かれました。
苅宿ふれあいファームの会員も、町外の避難先で暮らしている方がまだまだ多い状況です。
苅宿行政区の吉田数博顧問は「収穫祭を非常にうれしく思う。遠方の避難先から通いながらの農作業や、風評被害など大変な苦労もあったかと思う」などと活動をねぎらい「子どもや孫たちにしっかりふるさとを残しバトンタッチしていく責任がある。熱い想いで皆で知恵を出し合って、この活動がずっと続くよう願いたい」など地域への想いを述べました。
コロナが落ち着き、来年の収穫祭は行政区の皆さんが参加する地域一体の催しとして、にぎやかに開かれますよう心から願います。
地域づくり支援専門員の吉田です。
遅くなってしまいましたが、今回は8月に行われた盆踊りについてお伝えします。
8月20日、保護者有志や町内企業・団体で結成されたお祭り実行委員会主催による
『なみえのぼんおどり祭り』が、なみえ創成小中学校にて開催されました。
当日は悪天候の為、急きょ屋内の体育館で実施でしたが、
会場内には沢山の縁日やワークショップなどが準備されました。
そしていよいよ踊り流しです。
この日の為に『川添芸能保存会』の方達が、子どもなど一般の方にも呼び掛けお囃子の練習をしていました。
最初は小さかった踊り流しの輪が、最後にはとても大きな輪になっていきます。
今回初めておこなわれた『なみえのぼんおどり祭り』でしたが、来年も開催できるように検討されているとのことです。
私自身、浪江町内に引っ越して来て半年の時期に、町内に住む子ども連れの方達でこんなにも賑わう場を見ることができ、とても素敵だなと思いました。
また来年、皆さんとお会いできればと思います。