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こんにちは、地域づくり支援専門員の引地です。
今回は幾世橋住宅団地に昨年発足した『らいふく自治会』の活動の様子をお知らせします。
準備期間を経てようやく発足した自治会ですが、同時にコロナの影響で、顔を合わせての総会はもちろん住民交流イベント等、開催ができない状況が続いています。
ただ、役員や班長による会議は定期的に行い、住民から日々あがってくる声を共有する等、住みよい団地に向けて活動しています。
先月の会議にて、最近のゴミステーション状況の意見があがりました。ゴミ袋に入っていない違反ゴミや不法投棄と思われるゴミが目立ってきたのです。団地敷地内にあるゴミステーションですが、様々な方が通行し利用しているようで、残念ながら不法投げ入れの可能性も否定できないようです。
そこで今月、さっそく課題解決に動きます。
住民皆さんで清掃をしたいところですが、大人数での活動は控えるため、班長(副)の皆さんで、敷地内のパトロールをしながらゴミステーションの清掃を行いました。
清掃 ⇒ 注意喚起のポスターをくくり付け ⇒ 注意喚起のチラシを各戸へポスティングです。
班長同士で見回ることで、ゴミ問題だけではなく、雑草の様子も一緒に話し合うことができます。
日々の生活で立ち寄る機会が多いゴミステーション。荒れていると朝のゴミ捨てがちょっと嫌な気分ですよね。
衛生面だけではなく、防犯や獣害にも影響があります。
“住みよい環境はゴミステーションから” と言っても過言ではありません。
目指しましょう!『浪江町 いつもきれいな ゴミステーション』
こんにちは。地域づくり支援専門員の引地です。
浪江町は夏がすぐそこに感じられる日も多くなってきました。
今日は、浪江町相馬流れ山踊り保存会の皆さんの練習風景を紹介します。
皆さんご存知の国重要無形民俗文化財の相馬野馬追は、毎年7月最終土日月に開催。今年は7/24(土)~26(月)の予定です。
(昨年はコロナの影響で大幅に縮小し、神事のみ執り行われました。今年の計画では、雲雀ヶ原祭場地の観客を県内在住者5千人に制限するなど、様々な感染対策を講じて開催されるようです。)
※ただ、今後の感染拡大の状況次第では変更の可能性もあります。ご注意下さい。
圧巻のお行列、勇壮な甲冑競馬など相馬野馬追の行事に色を添える、相馬流れ山踊り。
パッとあのメロディが浮かんでくる方も多いと思います。
その相馬流れ山踊りは祭りの2日目、雲雀ヶ原祭場地にて、旧相馬藩の6地域が毎年持ち回りで踊ります。
今年は、6年ぶりに浪江町相馬流れ山踊り保存会の皆さんの踊りが披露されます。
本番までおよそ2ヶ月の5/23(日)、約30名の皆さんがスポーツセンターに集まりました。
しっかり準備体操をし、腰紐を巻き扇子を持ち、いよいよ練習です。
本日、初参加の方もいらっしゃいました。まずは基本からじっくり教わります。
「今まで、踊りの経験はないけど、おととしの中央公園での踊りを見てやってみたいと思っていたの。友達からの誘いもあって参加してみました」と初めての踊りに戸惑いながらも、笑顔で話してくれました。
参加3回目の方は「まわる部分は難しいけど、少し形になってきたかも!」と、踊りの楽しさ発見のようです。
そして、大ベテランの方も。「6年ごとの雲雀ヶ原での披露、4回くらい体験しています。小さい頃から聴いていたこの流れ山の曲を聴くと、やっぱり心躍るのよね」
浪江町相馬流れ山踊り保存会代表、髙木さんに意気込みをお聴きしました。
「雲雀ヶ原に向けて、意気投合し盛り上げていきたいです」とのこと。
7月の青空の下、広大な雲雀ヶ原で優雅に踊る皆さんの姿を楽しみにしています。
≪ お知らせ ≫
一緒に踊りましょう!
雲雀ヶ原祭場地にて一緒に踊りを披露する踊り手を募集しています。初心者の方、心配いりません。先生が丁寧に指導してくださいますので、今からでも大丈夫です。
◎練習:第2、第4日曜日・13時30分~15時・浪江町地域スポーツセンター
◎問合わせ:浪江町相馬流れ山踊り保存会代表 髙木さん 090-5593-5427
こんにちは、地域づくり支援員今野です。
苅野地区の加倉行政区では、震災以来10年ぶりとなる田植えがこの春始まっています。
東日本大震災で被害を受けた農業用水路の復旧がようやく終わり、加倉地区への通水がこの春完了。水路に水が通るようになりました。町内の復旧状況は様々なのだと、あらためて感じます。
種蒔きや代掻き作業等の準備を進め、初回となる5月18日の田植えには生産組合の会員7名ほどが集まり、協力し合って作業を進めました。
リース事業により最新の田植え機を導入したこともあり、業者の方から操縦の仕方を教わりながら田植えを進めていました。
震災以来の田植え、会員の皆さんに感想を聞いてみると「苗に触るのも10年ぶりだからなあ」「こうやって始まっちゃうと百姓が楽しくなっちゃうなあ」などの声を頂きました。
「そういえばカエルの姿を見ていないな」といった話も出ましたが、田んぼに水が張られ田植えが始まったことで、カエルの鳴き声も聴こえてくるようになるのではないでしょうか。
表土を5センチ剥いで客土をしたほ場(水田)であり「収量への影響とか、どんなコメができるかわからないなあ」という声もありました。
この日は平日でしたが、土日だと働いている人なども駆けつけ10名ぐらいでの作業になるとのこと。ほとんどの方が町内ではなく避難先からですが、若い担い手となりそうな方やボランティアで手伝いに来た方などもいて、来年や再来年はどうなっていくのか、少し期待したいなと思いました。
今回見学した各地の田植えは男性の方が多く集まっていましたが、加倉では女性の方が裏方ではなく、田植え機に乗るなどして担い手の中心を引き継いでいる姿が印象的でした。
浪江町内の避難指示解除区域ではここまで紹介した以外の地域でも、田植えが進められています。
町によると今年度の作付け面積は170ヘクタール程度の見込みです。震災前の作付面積約1250ヘクタールにはまだまだ及ばないものの、少しずつコメづくりと農作物が結ぶ人の輪が広がっていると感じました。
こんにちは、地域づくり支援員今野です。
続いて西台行政区での田植えについてお伝えします。
西台では昨年に引き続き震災後2年目となる田植えがおこなわれました。
3年前に立ち上げた西台生産組合の4人が力を合わせ、昨年より1町歩ほど増えた3町歩の水田で田植えをおこないました。
リースした田植え機の調子が悪かったことで午前中の作業が進みませんでしたが、午後から挽回。
若手のお二人の方に先輩農家が田植え機の動かし方や進め方などを教えていました。
大まかに説明を終えると「あとはやってみて、自分で考えてみなぁ」と一言。
年に1回しか経験する機会のない田植えを受け継いでいくためには、やはり実践しかありません。様子を見守りながら、ああだこうだとアドバイスしてやり取りする姿が印象的です。
田植え機で処理出来なかった角の部分などを手植えする姿は「これぞ田植えのイメージ」ではありますが、機械化はどんどん進んでいます。
今回も、各所での田植えを見学しながら、機械や進め方も様々でありつつも、毎年毎年進歩しているんだなあと感じました。
2年目の西台でのコメづくり、どんなお米が収穫できるか楽しみです。
こんにちは、地域づくり支援専門員今野です。
浪江町内の田植えの様子、今回は苅野地区の藤橋生産組合の皆さんを取材してきました。
藤橋のコメづくりが再開して今年で4年目となります。
規模は昨年より1町歩強を増やして6町歩程度となったそうです。
早朝から集まった10名以上の皆さんが、てきぱきと作業を進めて行きます。
田んぼの形状などから、手作業でレーキを用いて代掻き(しろかき)する作業が必要となるのか、佐々木区長が端から端へと忙しそうに走り回る姿が印象的でした。
他地区同様に藤橋行政区でも住民の帰還はなかなか進みません。
この日も避難先から多くの組合員の皆さんが集まっていました。
「この人数で作業するのは、なかなか大変だなあ」などの声も聴こえてきました。
藤橋生産組合では水稲のほかに玉ねぎにも取り組んでいるほか、帰還困難区域の赤宇木の団体がエゴマづくりに取り組むなどして、行政区内のほ場(水田や畑)で少しずつ営農再開が進んでいます。
今年も農作物の栽培を通し、地域の皆さんの交流が深まることを期待します。