なみえの今

苕野(くさの)神社再建、上棟式が開かれました

2023年10月21日

こんにちは、地域づくり支援専門員の今野です。

津波で社殿が流出し、災害危険区域となった請戸地区の苕野(くさの)神社で10月18日、再建へ向けた上棟式がおこなわれました。

今年7月には地鎮祭がおこなわれており、社殿の工事も順調に進む中、再建委員会の役員や施工業者などおよそ20名が集い、式典が進められました。

幾世橋の初発神社の田村貴正禰宜が斎主として式を進め、玉串拝礼などがおこなわれました。

苕野神社の氏子総代長を務めている五十嵐光雄請戸南区長は「12年経ち、請戸にモノが建ったのは苕野神社だけ。災害危険区域のため住むことができず住民はバラバラだ」など厳しい状況に触れる一方「ここで暮らした際の潮風は、他では吸えない。苕野神社が戻ってきたことで、立ち寄る用件ができた。ありがとうと言いたい」と、再建に向けた期待を話しました。

終了後には集まった皆さんで記念撮影がおこなわれました。

請戸の田植踊に熱心に取り組む、請戸芸能保存会の佐々木繁子会長は再建中の神社を前に「安波祭が楽しみ。とても立派に建ててもらった。(本来の、津波の犠牲となった)宮司さんも喜んでいると思う」などと感想を話してくださいました。

神社は流造(流れ造り)の形式をとっており、略していない正式な流造ということで、この近辺ではあまり無い形式になるそうです。また、近年の災害の傾向なども意識し、暴風などへの対策としては木材を太くするなど様々に工夫を重ね、頑丈なつくりとしているとのことです。

苕野神社会計の佐山弘明さんによると、来年の安波祭(※2月第3日曜日開催=令和6年は2月18日)に合わせ、同日に竣功式と竣功披露をおこなうとのことです。神社のお披露目を兼ね、内覧などもできるように対応しますということでした。

これまでも跡地で開催されてきた安波祭ですが、新たな神社の前に地域の皆さんが集う姿を想像すると、来年の安波祭への期待が高まります。

前年度(2023年2月)の安波祭の様子はこちら→「2023年 請戸 安波祭」