なみえの今

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西台でお墓参り・憩いの場づくり

2018年9月27日

地域づくり支援専門員の東山です。
秋分の日を迎え、猛暑の夏から比べると気温もぐっと下がり、
町内にはあちらこちらに彼岸花が見受けられるようになりました。

 

 

私たち地域づくり支援専門員は9/22(土)、23(日)の2日間、
お彼岸のお墓参りに来られる方々にむけて、苅野地区西台の共同墓地そばで
憩いの場・再会の場となりゆっくり語り合えるよう、
消防屯所をお借りし(その前でテントと椅子を設置し)飲み物を提供しました。

 

この取り組みは、区長や町民の皆さんのお話を伺うなかで、
帰還がなかなか進まない状況がある一方、お墓参りに来ることが、
町民の方々が顔を合わせる数少ない機会になりつつあることが分かり
それならば、お墓参りの後に交流の場を設けようと考えたものです。

お盆に町営大平山霊園で開催(http://www.mdnamie.jp/blog/403/)したのに続き、
2カ所目の取り組みとなりました。

 

 

テントの下はお参りに来られた方々の再会の場になっただけでなく、
それぞれのいまの暮らしや町の変化、町内でのイベントについてなど、
「生の声で地域を感じたり情報交換をする場」にもなっていました。
また、西台の大倉区長を中心に、集会所や行政区についての話題も上がりました。

 

 

「また来年もこういった場所をつくって」と言った声や
「ここにいると誰かしらに会えるわ」
「この場所があるのとないのとでは違うな」
などと言ったお声をいただきました。

 

 

この2日間の合計で100名近くの方に立ち寄っていただくことができました。
私たちはこれからも
こういった町民の皆さんが交流できる場を作っていきたいと思います。

 

 

 

再建へ向け八坂神社で地鎮祭

2018年9月13日

地域づくり支援専門員の今野です。

東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から、7年半が過ぎました。

町内の「つながり」を考えていく上で、ヒントになる一つがその地に根差した古い歴史のある神社やお寺なのでは、と思います。
初詣であるとか、お札をもらいに行ったり、小さなお祭りがおこなわれたりと、そのいずれもが周辺の地域や住民と太く関わりを持つ面がある…と言えます。

 

浪江町内の神社仏閣を見渡すと、7年半たっても修復が進まず、加えて境内が荒れていたりと、その姿に心を痛めずにはいられません。

地域の氏子の皆さんや神社、お寺の方も、もちろんそのままで良いとは思っておらず、しかし避難指示が解除されるまでは何もできないという状態が続いていました。

そして避難指示が解除されたものの、どのように再建していくかなど意見をまとめていくにも集まるのが難しく、大変な状況が続いていると思います。

 

しかし、最近少しずつ動きが出てきた場所もあります。先日9月13日には樋渡牛渡地区にある八坂神社で地鎮祭が執り行われました。

 

 

3年前には再建準備委員会が立ち上がり、崩れた神社の前で神楽を奉納するなどしてきましたが、社殿を取り壊し更地になった元々の場所で、再建委員会の佐藤安男委員長や鈴木辰行樋渡牛渡行政区長、氏子の方々や工事関係者が出席し、鍬入れなどの儀式をおこないました。

 

佐藤委員長は「神社が再建すればふるさとの復興の一歩と、新たな歴史になると思う」と期待を込めて挨拶しました。

 

 

鈴木区長に想いを伺うと「住民にとって、心をつなぐ拠(よ)り所の神社。帰還するのが難しい事情があっても、町に来た時に眺めるなどして、帰りたいなあと思ってもらえれば」などと話されました。

八坂神社は来年6月に完成し、7月には例大祭も予定しているとのこと。

 

 

北幾世橋の初発神社と兼務する田村貴正禰宜(ねぎ)は「住民の皆さんが再建に向けて頑張った」と敬意を表し、また初発神社については「5月から修理が始まった。お参りやお祓いが受けられるよう、神社を直さないことには始まらない」「地域の人々の宝である神社を残さねば」など、再建が始まった両神社へ向け想いを語りました。

修理を進めている初発神社は年内には竣工する予定だそうです。

 

(修理が進む初発神社/2018年8月撮影)

 

将来的にはいくつかの神社が再建されていくでしょう。
そしていずれはお祭りや盆踊りも復活し、住民の皆さんの再会の場になるかもしれません。
可能な限り、私たち地域づくり支援員も地域の皆さんの集う場ができるよう、サポートしたく思っています。

 

地域の再生へ向けては難しさも日々感じています。しかし、住民の方が少しでも「日常を取り戻せた」と思えるような、そんなお手伝いをしていきたいと思います。

 

 

 

大平山霊園で憩いの場づくり

2018年8月21日

地域づくり支援専門員の東山です。

あっという間にお盆が過ぎましたが、みなさんはどのようにお過ごしになりましたか。

 

さて、私たちは地域コミュニティの再構築をお手伝いすることを念頭に、日々活動しています。

 

戸別訪問で町民の方のご意見を伺いながらコミュニティをつくる道を探ったり、行政区の会合などに伺い、地域の課題解決に向けた取組みをサポートできればと活動を進めています。

 

現在、各行政区の区長さんや町民の皆さんのお話を聴かせていただいていますが
震災後、町民の方々同士が顔を合わせる機会が極端に少なくなっていることもお聴きしております。

 

このような中、多くの方から
「お墓参りの時期には浪江に来る方が多い」といったお声を聴きました。

 

私たちは、町民の方々が顔を合わせ、ゆっくり話しができる場を設けられないかと
お盆の期間中(8月13日・14日の2日間)請戸地区にある町営大平山霊園にて、
お墓参りに来られる方々に向けて休憩所を用意し、冷たい飲み物を提供することを計画しました。

 

沿岸部が一望できる大平山霊園のコミュニティ広場にタープ(日除け)を張りました。
始まる前は、立ち寄って頂けるだろうかという不安もありました。

 

しかし、両日とも100名程度の方にお立ち寄り頂きました。

 

 

休憩して頂きながら、私たちが皆さんの色々なお話しを聴ける場でもありましたが、
今回の取り組みから、かつてご近所だった方々との再会と談笑の場になったり、
おじいちゃん、おばあちゃんからお孫さんに請戸の歴史や風習、津波のお話をされたりするなど
『ふるさとを感じ、ふるさとを伝える場』となったようです。

 

町内のコミュニティの再生へ向けては課題多いことは確かですが、
「つながる場」をつくっていくことが大切だと改めて実感しました。
私たちは今後もこのような取り組みを続けていきたいと思います。