なみえの今

標葉神社で例大祭が開かれました

2022年11月15日

苅宿地区にある標葉神社で、11月13日に例大祭が開かれました。
標葉神社の例大祭は、毎年11月の第2日曜日に開くことになっているということですが、新型コロナウイルスの影響で役員のみで簡素化し開いて来たそうです。

▲例大祭前の標葉神社


今回も出席者は氏子総代ら役員のみにしたものの、久しぶりに浦安の舞や苅宿の神楽の奉納などを含めた例大祭として開かれ、井瀬信彦宮司らによる祝詞奏上や玉串奉奠が執りおこなわれました。


標葉神社は苅野地区一円の神社として、役員は苅野全域の方々で構成されているということです。

神長倉正満氏子総代会長に、標葉神社の年間行事予定などを見せていただきました。1月の年始祈願から始まり、幣束祭、年末の大掃除や大祓い祭など、様々な行事があるようです。
例大祭で使われる神社のしめ縄も準備作業として、祭りの1週間前に役員の方5~6名が集まって手づくりするそうです。

▲しめ縄づくりや旗立てなど様々な作業があります


神長倉会長はあいさつで「ある程度本格的な、例年通りの開催となり大変うれしく思う。皆さま方のおかげだ。これからも続けていきたい」などと述べました。

また、井瀬宮司は「鎮守の森から笛や太鼓の音が聴こえてくることで、人々はあぁ…(いいなあ)と感じてくれる。心の平和や安心が生まれていくのが、一番の復興かと思う」などと無事に例大祭が執りおこなわれた想いを述べました。

▲浦安の舞▼


標葉神社には御神酒殿があり、以前の復興祭の際にもどぶろくが奉納されましたが、今回はつくらなかったということです。お酒は届け出を出し、直会(なおらい)の時に集まった皆さんで感謝して味わうためにつくっているということですが、今回はコロナ禍で直会はおこなわないことから、どぶろくづくりは見送ったということです。
また、そもそもどぶろくをつくるためには毎日の確認作業などが必要で「役員も散り散りに避難する中、お酒づくりはなかなか難しい」ということでした。

▲苅宿の神楽▼


だいぶ昔には芸能保存会が焼きそばなど様々な屋台を境内に出していた時期もあったそうで、賑やかだった様子をうかがいました。

時代の移り変わりとともに、そこまでの規模での開催は難しいとは思いますが、来年以降はコロナも落ち着き、地域の人々が再会できる場としてこの例大祭が開催できれば良いだろうな、そんな風に思いました。

地域づくり支援専門員 今野がお伝えしました。