なみえの今

権現堂 秋の消毒散布

2021年9月20日

こんにちは、地域づくり支援専門員の岸本です。

権現堂地区では春と秋の年2回、ハエや蚊などの駆除を目的に消毒散布に取り組んでいます。

震災前から取り組まれ、畑や田んぼを持たない地域ならではの活動だと伺いました。

今年はコバエが大量発生し住民からの要望があったため、急きょ夏場の8月にも消毒散布を実施。そして、3回目となる今回は、9月13日から15日までの3日間で行われました。

参加者は、権現堂地区の区長や有志の町民の方に加え、町内で活動する団体や東京電力の社員の方。また、今回初参加として、町内でお仕事をされているお二人の方がお手伝いに参加されました。

▲初参加の方のために、電動噴射機の使い方をレクチャーするところからスタート

2チームに分かれて、権現堂1区から8区までをくまなく歩き回ります。歩数にすると1日あたり約2万歩。

日中の時間帯に権現堂地区を歩くことで新たな気づきも生まれ、地域課題を考えるきっかけにもなりますね。何より、ポイント、ポイントで区長が話してくださるプチ情報が大変参考になりました。

▲空地は草むらと化しており、虫が発生する原因になるため、念入りに散布していきます
毎年参加され、熟練の域に達している町民の方。頼もしい存在です
▲女性も大活躍です!

最終日は、電動噴射機が一台壊れてしまったため、1チームは消毒散布、もう1チームはごみ拾いを実施しました。

ごみ拾いは、サンプラザ跡地や陸橋の法面などを集中的に行いました。特に空き缶や空きビン、タバコの吸い殻が多く、一部ではマスクのポイ捨てなども見られました。

地域の環境美化活動としてのごみ拾いは、コロナ禍により「以前よりもやりづらくなってしまった」という声が聴かれる一方、権現堂地区を歩いてみて定期的なごみ拾いは必要だと改めて感じました。

▲1時間ほどごみを拾うと、袋いっぱいになりました

権現堂1区の佐藤秀三区長も「消毒散布だけでなく、ごみ拾いも活動のなかで一緒にやってもいいね」と、今後の活動について示唆されていました。

当たり前の日常は実は当たり前ではなく、誰かの下支えがあって成り立っているということを強く感じます。

そういった方々が高齢化し、当たり前の日常を守っていくことさえ難しくなってきていると感じてもいます。

ぜひお力をお貸しください。皆さんの力で地域を守りましょう。