なみえの今

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請戸 出初式

2020年1月16日

新年あけましておめでとうございます。

地域づくり支援員の丹野です。

新年1月2日に請戸漁港で開催された、出初式にお邪魔させていただきました。

1年の豊漁と海上安全を祈る出初式、昨年から引き続き2回目の参加でしたが、今年は漁港の姿が大きく変わっています。

昨年からの大きな違いでまず目を引く物は出船準備をしている船の隣の大きな建物、水産業共同利用施設です。東日本大震災の津波被害により浪江町には約8年もの間、水産業施設がありませんでしたが、昨年10月、ついに新しい施設が完成しました。現在、運営に向けて準備が進められていますが、震災前のように請戸で魚の仕分けや競りが行われるようになれば、浪江町で新鮮かつ美味しい海産物が食べられるようになります。その日が待ち遠しいです。

式が始まると、豊漁と海上安全を祈るご神事が行われ、参加者の皆さんはお祈りしお祓いを受け、その後、船が出船していきます。

昨年、私は出船を見送るだけでしたが、今年はなんと、昨年お知り合いになった漁師さんの船に乗せていただきました。縁起物として船から投げられたみかんを一生懸命取っていた昨年の私が、今年はみかんを投げることが出来るとは全く思っておらず、大変うれしかったです。

生まれて初めて漁船に乗りましたが、体感的に自動車とそう変わらない速度で波を切って進んでいくことに驚いてしまい、最初は船から振り落とされまいと、ずっと船体にしがみついていました。船の速度に慣れてくると、天気が良く、波も穏やかで大変気持ちが良いこの日、新年の出初式にとって、これ以上の天気は無いというもので、私も素晴らしい体験をすることが出来ました。

出船すると船は沖合に向かい、海へ御神酒をささげます。震災の津波により流失してしまった豊漁、海上安全を祈る請戸の伝統的な神社、苕野神社はその昔、請戸の沖合の小島に鎮座していたとされています。小島は波の浸食で無くなってしまいましたが、その名残から出初式では沖合に出て、小島があったとされる場所を周り、御神酒をささげているのだそうです。

今年から水産業共同利用施設が運営されるなど、浪江町の漁業は確実に進んできています。いつの日か請戸漁港がかつてのような賑わいを取り戻す日もそう遠くないかもしれません。今年も浪江町の皆さんと一緒にこれからの地域づくりを考え活動して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。