なみえの今

10/6(土)権現堂地区にてクリーン作戦を実施しました!

2018年10月9日

地域づくり支援員の東山です。

台風が接近する10月6日(土)、曇り空の下ではありましたが、
権現堂地区にて震災後はじめてのクリーン作戦を実施いたしました。

町内への帰還が少しずつ進んでいるものの帰還された町民同士が顔を合わせる機会は少ない状況です。
今回、震災前に行政区で取り組まれていた「クリーン作戦」を実施することで、
地域に住む人々が顔を合わせるきっかけをつくり、まずは互いの存在を知り交流することを目指しました。

当日は、朝8時と早朝にも関わらず、浪江駅前に20名以上の方が集まってくださいました。
冒頭には佐藤秀三区長より、ご挨拶いただき、「震災前の浪江町に戻すことはできないけれど、
震災前にやっていたことをやることで震災前の町に近づけたらいいと思う」とのお言葉が印象的でした。

その後、駅前から役場を目指し駅に戻ってくるチーム、駅周辺をごみ拾いするチームと、2つのチームに分かれました。
40分ほど掃除をした後、駅前に再集合し、参加者でお茶を飲みながら自己紹介と感想を話す等の交流会を実施しました。

参加した皆さんからは、
「震災前を思い出した。またこういった機会があったら声をかけてほしい」「権現堂にこんなに人がいると思っていなかった」など、
震災前の地域での活動を懐かしんだり、今現在、権現堂にどれくらいの人がいるのかを実感したりし交流を深めました。
また、「ここは何屋さんだったのかずっと気になっていた建物がうなぎ屋さんだと教えてもらった」
「ごみ拾いなのに焼きそば屋さんの建物を見て懐かしい味を思い出した」など、
結果としてクリーン作戦が「地域に何があったか、今どうなっているか」を感じ、共有するような「まちあるき」にもなっていました。

クリーン作戦はこの後、10/14(日)は高瀬地区、10/20(土)は酒田地区、10/27(土)は加倉地区、11/10(土)は幾世橋地区でも予定しています。

今後もこのような気持ちのよい汗を流しつつ、協働作業を通して地域のつながりを作っていけたらと思います。

 

立野地区コスモス畑での取り組み

2018年10月5日

皆さん、立野地区に広がる広大なコスモス畑はご覧になられたでしょうか。

 

 

もうそろそろ見ごろも終わりますが、25ヘクタールもの広さの農地いっぱいのコスモスは、見る人の心を和ませてくれました。

 

 

コスモスは立野地区農地復興組合が取り組んだもので、今年で2年目になります。

この日は、咲き終わるコスモスをトラクターでうない込んでいました。

 

 

 

事務局長を務める中野弘寿さんにお話しを伺うと
「立野地区の美化という目的だけではなく、コスモスを緑肥とする(栽培した植物を土の中にすき込み肥料にする)ことで、地力の回復も目指している」ということでした。

「震災前は減農薬や流通の見える化などに取り組み、安全でおいしいお米づくりをしていた」「除染で表土が剥ぎ取られ、土も入れ替わった。長い年月がかかって栄養いっぱいだった土壌が失われたので、なんとかして元の栄養ある田んぼを取り戻したい」と話していました。

 

除染や放射能への対策についても「よりしっかりと、生産者や消費者の気持ちになって進めてほしい」と国にも訴えていきながら、「来年は一部の田んぼで、米づくりに取り組んでいきたい」と抱負を語って頂きました。

 

本来の姿を何とか取り戻そうと、このように奮闘されている皆さんがいます。
私たちもしっかりと現状を伝えていきたいと思います。

 

そして来年どんなお米がとれるのか、とても楽しみにしています!

 

地域づくり支援専門員、今野がお伝えしました。

 

 

 

小さい秋見つけました

2018年10月4日

地域づくり支援専門員の引地です。

昼間はまだ半袖でも過ごせそうな日々が続いていますが、地域の至るところでは着実に季節が進んでいます。

こちら10月3日現在の津島地区です。緑の木々の中に、ほんのり色づいた紅葉第1号?を発見!

 

 

そして、つしま活性化センター前では風にゆれるススキが

津島の風景を夏の緑から秋色へと変えていきます。

 

 

 

 

私が感じる、秋を象徴するトップ3『紅葉・ススキ・とんぼ』を見つけることができました。

秋の移り変わりはスピードが早く、これから一気に季節が進んでいくことでしょう。

この1カ月くらいの変化が楽しみです。

 

 

 

 

西台でお墓参り・憩いの場づくり

2018年9月27日

地域づくり支援専門員の東山です。
秋分の日を迎え、猛暑の夏から比べると気温もぐっと下がり、
町内にはあちらこちらに彼岸花が見受けられるようになりました。

 

 

私たち地域づくり支援専門員は9/22(土)、23(日)の2日間、
お彼岸のお墓参りに来られる方々にむけて、苅野地区西台の共同墓地そばで
憩いの場・再会の場となりゆっくり語り合えるよう、
消防屯所をお借りし(その前でテントと椅子を設置し)飲み物を提供しました。

 

この取り組みは、区長や町民の皆さんのお話を伺うなかで、
帰還がなかなか進まない状況がある一方、お墓参りに来ることが、
町民の方々が顔を合わせる数少ない機会になりつつあることが分かり
それならば、お墓参りの後に交流の場を設けようと考えたものです。

お盆に町営大平山霊園で開催(http://www.mdnamie.jp/blog/403/)したのに続き、
2カ所目の取り組みとなりました。

 

 

テントの下はお参りに来られた方々の再会の場になっただけでなく、
それぞれのいまの暮らしや町の変化、町内でのイベントについてなど、
「生の声で地域を感じたり情報交換をする場」にもなっていました。
また、西台の大倉区長を中心に、集会所や行政区についての話題も上がりました。

 

 

「また来年もこういった場所をつくって」と言った声や
「ここにいると誰かしらに会えるわ」
「この場所があるのとないのとでは違うな」
などと言ったお声をいただきました。

 

 

この2日間の合計で100名近くの方に立ち寄っていただくことができました。
私たちはこれからも
こういった町民の皆さんが交流できる場を作っていきたいと思います。

 

 

 

再建へ向け八坂神社で地鎮祭

2018年9月13日

地域づくり支援専門員の今野です。

東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から、7年半が過ぎました。

町内の「つながり」を考えていく上で、ヒントになる一つがその地に根差した古い歴史のある神社やお寺なのでは、と思います。
初詣であるとか、お札をもらいに行ったり、小さなお祭りがおこなわれたりと、そのいずれもが周辺の地域や住民と太く関わりを持つ面がある…と言えます。

 

浪江町内の神社仏閣を見渡すと、7年半たっても修復が進まず、加えて境内が荒れていたりと、その姿に心を痛めずにはいられません。

地域の氏子の皆さんや神社、お寺の方も、もちろんそのままで良いとは思っておらず、しかし避難指示が解除されるまでは何もできないという状態が続いていました。

そして避難指示が解除されたものの、どのように再建していくかなど意見をまとめていくにも集まるのが難しく、大変な状況が続いていると思います。

 

しかし、最近少しずつ動きが出てきた場所もあります。先日9月13日には樋渡牛渡地区にある八坂神社で地鎮祭が執り行われました。

 

 

3年前には再建準備委員会が立ち上がり、崩れた神社の前で神楽を奉納するなどしてきましたが、社殿を取り壊し更地になった元々の場所で、再建委員会の佐藤安男委員長や鈴木辰行樋渡牛渡行政区長、氏子の方々や工事関係者が出席し、鍬入れなどの儀式をおこないました。

 

佐藤委員長は「神社が再建すればふるさとの復興の一歩と、新たな歴史になると思う」と期待を込めて挨拶しました。

 

 

鈴木区長に想いを伺うと「住民にとって、心をつなぐ拠(よ)り所の神社。帰還するのが難しい事情があっても、町に来た時に眺めるなどして、帰りたいなあと思ってもらえれば」などと話されました。

八坂神社は来年6月に完成し、7月には例大祭も予定しているとのこと。

 

 

北幾世橋の初発神社と兼務する田村貴正禰宜(ねぎ)は「住民の皆さんが再建に向けて頑張った」と敬意を表し、また初発神社については「5月から修理が始まった。お参りやお祓いが受けられるよう、神社を直さないことには始まらない」「地域の人々の宝である神社を残さねば」など、再建が始まった両神社へ向け想いを語りました。

修理を進めている初発神社は年内には竣工する予定だそうです。

 

(修理が進む初発神社/2018年8月撮影)

 

将来的にはいくつかの神社が再建されていくでしょう。
そしていずれはお祭りや盆踊りも復活し、住民の皆さんの再会の場になるかもしれません。
可能な限り、私たち地域づくり支援員も地域の皆さんの集う場ができるよう、サポートしたく思っています。

 

地域の再生へ向けては難しさも日々感じています。しかし、住民の方が少しでも「日常を取り戻せた」と思えるような、そんなお手伝いをしていきたいと思います。