なみえの今

令和3年8月、請戸

2021年8月20日

地域づくり支援専門員 今野です。
1月下旬に復興祈念公園予定地周辺の請戸地区の状況をレポートしましたが、半年以上が過ぎた今、どのような様子か撮影して来ました。

まず向かったのは請戸漁港です。久々に港内まで入ってみると、荷捌き施設以外にも色々なものが出来上がって来ているなあと少し驚きました。漁船の手入れをされている方はもちろん、釣りを楽しんでいる人、折り畳み式のイスを出してのんびり休んでいる方などもいらっしゃって「夏の港の一風景」が少しだけ戻ってきたような印象を受けました。

▲荷捌き施設へと向かう道路
▲この日は晴れて穏やかな一日でした


続いて震災遺構として町が整備を進めている請戸小学校です。
校舎の手前には真っ白な壁の新築の管理棟が建ち、駐車場も整備されていました。
震災の記憶や教訓がしっかり伝わっていく場となるよう、そして町内外に散り散りになっている地元の方がつながる場となるよう期待しています。
請戸小学校は今年度中の公開が予定されています。

▲右に建つのが管理棟となります


前回お伝えした両竹地内の見晴台はもちろんまだ設置されています。
平日午前9時から午後4時まで利用可能で、沿岸地域を眺めることができます。


見晴台の周囲もあちこちかさ上げの盛土がされており、復興祈念公園も少しずつ形になってきているようです。


最後に沿岸部を一望できる大平山霊園に立ち寄りました。

お盆を少し過ぎていましたが、お墓参りやお墓の手入れに来られている方が2,3組ぐらいいらっしゃっていました。
一昨年まではお盆の時期、霊園のコミュニティ広場にテントを張り、イスやテーブルを並べ墓参者の皆さんの休憩所となるよう取り組んでいました。

災害危険区域に指定され、元の場に戻ることができず散り散りになってしまった皆さんが、久しぶりに顔を合わせゆっくりお話などして頂ければという思いで企画していました。

(その時のブログはこちら→大平山霊園 お茶っこ休憩所 大平山霊園で憩いの場づくり

▲慰霊碑から沿岸部を望む


昨年と今年は請戸の各行政区長とも話し合った上で、新型コロナウイルスの影響でやむを得ず中止としました。震災から10年が過ぎ、つながっていく場がますます重要となる中、区長らももちろん支援員としても非常に残念な思いですが、コロナが収束次第、皆さんがつながれる場をつくっていければと思います。

請戸では震災前に共同墓地があった場所に「先人の丘」が整備されたり、災害時の対応機能も備えた復興海浜緑地が整備されることなども発表されました。請戸小学校、復興祈念公園の整備なども進み、震災の記憶を後世に伝えていくとともに、皆さんが再会できる場も出来上がっていくと思います。

私たちも色々な施設を活用しながら、コミュニティにつながる場づくりを模索していければと考えています。