なみえの今

解体前の学校見学会 浪江小学校

2020年8月3日

8月、ようやく梅雨明けです。皆さん、如何お過ごしでしょうか。地域づくり支援専門員の佐藤です。

このたび、現在休校している浪江町立の小中学校は、児童生徒数の増加が見込めないため閉校となります。更に震災による被害や老朽化などの理由により活用が難しいことから、浪江、幾世橋、大堀、苅野小学校と、浪江中学校が解体となります。現在の校舎は今年度限りで見納めになる可能性があることから、学校見学会が開催されるとのことで、伺って参りました。

その一校、浪江小学校です。

先ずは、正面玄関からお邪魔致しました。卒業生の皆さん曰く、「この正面玄関前の像と石碑が浪小の象徴だ」と仰っておられます。

更に、校舎の中へお邪魔しました。伝統校らしい、数々の歴史を感じる品々が目白押しでした。

▲ この黒板アートは、卒業生が木造の旧校舎を描いた作品

さらに、各教室へ伺い、震災当時のままになっている、当時の児童の作品や行事などを知らせる掲示物に目が止まりました。いくつかご紹介します。

明治6年開校、創立147年。町内で最も多くの児童が学んだ小学校であり、10,895人の卒業生を送り出したそうです。

学校は、コミュニティの象徴的存在だと思います。中心市街地に立地していた浪江小学校は、その中心的存在であった事は言うまでもないでしょう。このブログが、地域の皆さんの思い出作りに少しでもお役に立てれば幸いです。