なみえの今

花で繋がる人の絆

2018年12月15日

慌ただしく師走を迎えたかと思うと、もうそれも半ば。

どんな12月をお過ごしでしょうか?

地域づくり支援専門員の石橋です。

今回は冬にホッと心暖かくなるような話題です。

去る11月29日木曜日、幾世橋小学校の校庭で花植えが行われました。

この取り組みを行っているのは幾世橋に暮らす有志の方々で、自らの活動を「ひとはなの会」と名付けています。

この名前には「もう『ひとはな』咲かせよう」の意味と「人と花で繋がろう」の意味が込められているそうです。

会費も会員証もない「ひとはなの会」、あるのは「地元幾世橋が好き」という共通の想い。

そんな方々が地元や避難先から20名ほど集まり、挨拶と掛け声を合図に作業開始。

この日植えたのは冬に咲き誇るビオラの花。

みんなの手を借りて花はどんどん植えられていきます。同時に別の花壇では、次に植える花を想いながら草むしりも。

校庭だけではありません。小学校入り口の花壇にもビオラが並び始めると、奥にたたずむ二宮金次郎像も何だか嬉しそう。

この日駆け付けてくれた幾世橋小学校の校長先生と教頭先生が「地元のこうした人々に学校が支えられている」と謝意を表すと、

「学校はやはり大事な場所」と皆さんが口を揃えます。

今は休校中の幾世橋小学校、でもその場所を大切に思う人はたくさんいます。

キレイになった校庭の花壇と共に写真を撮ると、何故か童心に返ったみなさんの姿が。

「今日もひとはな咲かせたぞ!」

そんな声が聞こえてきそうな穏やかな霜月の朝でした。