なみえの今

大平山霊園 お茶っこ休憩所

2019年8月22日

地域づくり支援専門員の丹野です。

お盆の8月13日、14日に町営大平山霊園コミュニティ広場にて、テントを張った休憩所を設置し、冷たいお茶出しをさせていただきました。

昨年も同様に休憩所を設置しましたが、利用していただいた皆さんから好評の声を受け、今年で2回目の開催です。

この休憩所は震災後、請戸の皆さん同士が顔を合わせる機会が極端に少なくなっていることを行政区長や請戸に住んでいた皆さんからお聴きし、「顔を合わせるのは墓参りくらい」という言葉から、お墓参りに来た方が休みながら、久しぶりの再会を楽しんでもらうことを目的に設置しました。

広場に休憩所の設営を終えるころには、既にたくさんの人がお墓参りをしており、 お参り後に休憩所に立ち寄ってくれる方もいました。

当日の大平山は天気も良く、気持ちの良い風が吹いており、休んでいる皆さんが口をそろえて、「請戸の風が懐かしい」そう言っているのがとても印象的でした。休憩所を利用してもらった方からは「休憩所で懐かしい人に会えました」「昔ご近所だった女の子が結婚して子供がいてびっくりした」「ちょっとした同級会みたいになったよ」など請戸の皆さん同士、久しぶりの再会を喜び、会話を楽しんでいる様子が見受けられました。

休憩所でお話をさせてもらった方からは「堤防はどこまでできた?」「請戸団地はどうなってる?」「荷捌き場は完成した?」など請戸の整備状況を聞かれることが多く、ふるさとが今後どうなっていくのか、気になっている様子も感じ取れ、各々知っている情報を教え合う情報交換の場にもなっていました。

休憩所を通じて、地域の皆さん同士で久しぶりの再会を楽しみ、情報交換をしてもらうことは地域のつながりを維持していくうえで、とても大切なことだと思います。今後も請戸の整備が進み、町の姿が変わっていく中でも、そこに住んでいた人と人のつながりを維持するお手伝いが出来ればと思います。

また来年には休憩所を設けるかもしれません。お墓参りをして広場に休憩所が見えたらぜひお気軽にお立ち寄りください。