なみえの今

八坂神社 落成式

2020年1月30日

地域づくり支援専門員の東山です。
晴天に恵まれた1/12、樋渡牛渡行政区にある八坂神社の落成式典及び記念碑の除幕式が執り行われました。

八坂神社は震災により被災。2015年より八坂神社再建委員会が発足され、再建に向けて取り組まれてきました。
この落成式典に向けて、神楽と田植え踊りを奉納しようと、伝統芸能保存会のみなさんは練習を重ねてこられました。

田植え踊りの練習場所は八坂神社に隣接する公民館です。遠い方で避難先から車で片道2時間ちかくかかり移動だけでも大変。それでも皆さん集まって練習を続けてこられたのは、八坂神社再建に対する強い想いと伝統芸能を守り繋いでいきたいという気持ちがあったからだと思います。

そして女性たちが集まると何とも賑やかで笑い声が絶えません。みんなに会って楽しいおしゃべりができることも練習を続けられる秘訣かもしれません。

当日は早朝から支度をし、本番ぎりぎりまで練習。みなさん少し緊張した面持ちでしたが見事に奉納されました。

踊り終わった後の、みなさんの晴れ晴れとした顔がとても印象的でした。

「昔は地域の子どもたちはみんな神社に集まり遊んでいた。ここに来れば誰かに会える。そんな場所だった。」との声を聴き、地域のみなさんにとって神社は心のよりどころであることを改めて感じるとともに、再建された神社はこれからも地域の皆さんの集まる場所になっていくのだろうと思います。

今後も八坂神社を軸に地域の皆さんが集まる機会が楽しみです。